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風流荘風雅屋

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お上品を目指す、のんき節

八百万の神々の巻

2011年03月21日
日本の神々を描いた浮世絵画像を貼ってみる

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:25:56.72 ID:ye0OlPIk0
こんにちは、浮世絵スキーです。

まずは、この度の東日本大震災における被災者の皆様、
並びに、不幸にしてお亡くなりになられました方々には
謹んでお悔やみを申し上げます。

また、津波や倒壊など、地震による諸々の被害の爪痕も甚大、
復興には、多大な時間、そして多くの人々の努力が必要です。

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:31:01.73 ID:tpzs+ehu0
されど、この日本は、八百万の神々のおわします国なれば、
かならずや、人力とは別に冥助のある事と信じてなりません。

左様な訳でございますので、今回は日本の神々を描いた
浮世絵画像を貼っていこうかと存じます。

つきましては、何卒お付き合いの程、
宜しくお願い申し上げます。

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:32:50.46 ID:tpzs+ehu0
なお、日本の神様と申しますと、その種類も多種多様でして、
古事記・日本書紀(以下:記紀)に登場する天津神や国津神、
仏教や道教など、外来の宗教に付随して取り入れられた神々、
はたまた、民間信仰における神々や、例えば菅原道真のように、
死した後に神として祀られるようになった人間など、様々です。

よって、いくつかのグループごとに分けた上での
紹介となります。

また、それぞれの神様の名前は、出典によって
名前の表記が異なる場合が多いので、名称につきましては
代表的なものを表記していきますので、何卒ご了承下さい。

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:35:20.52 ID:LHZRS4fV0
前置きはいいから早く貼れ寒い

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:42:14.62 ID:tpzs+ehu0
まずは、記紀に登場する天津神、国津神といった
天神地祇の神々を紹介して行きます。

【記紀に登場する神々】
尾形月耕:月耕随筆/伊邪那岐伊邪那美二神・立天浮橋図
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国産みに際し、天浮橋に立つ伊邪那岐(イザナギ)・
伊邪那美(イザナミ)の二神。
この後、天沼矛(あめのぬぼこ)を用いて
渾沌とした大地をかき混ぜ、滴り落ちた雫が
積もって淤能碁呂島(おのごろじま)という島となりました。
イザナギ - Wikipedia
イザナミ - Wikipedia

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 16:52:05.18 ID:tpzs+ehu0
葛飾北斎:
伊弉諾の尊、十握のみつるぎを以て
天の軻遇突智を斬り給う(絵本和漢誉より)
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さて、淤能碁呂島に降り立ち結婚をした二神は、
その後、日本の国土となる大八島(おおやしま)を産み、
更に様々な神々を生み出していきますが、火の神カグツチを
出産した際にイザナミは陰部に火傷を負い、
それが元で死去しました。

愛する妻を失ったイザナギはその怒りから
迦具土(加具土)神を十拳剣で切り殺しましたが、
したたり落ちた血からまた神々が生まれました。
カグツチ - Wikipedia

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:01:31.10 ID:tpzs+ehu0
しかし、イザナミの事を諦めきれないイザナギは、
彼女を探しに黄泉の国(根の国)へと赴くものの、
イザナミは既に変わり果てた姿になっていました。

これに慄いたイザナギは追ってくるイザナミを振り切って逃げ、
黄泉比良坂(よもつひらさか)を大岩で塞ぎ、
彼女と別離しました。そして、イザナギは黄泉のケガレを
清めるために禊ぎをしました。

この時も様々な神々が生まれましたが、その中でも
最後に生まれた天照大神・月読命・須佐之男の三貴神が、
それぞれ高天原、夜、海を支配するようイザナギに
命じられました。

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:08:09.35 ID:tpzs+ehu0
しかし、三貴神の中でも須佐之男(スサノオ)だけは
イザナミのいる黄泉の国に行きたいと泣いて駄々をこねたため、
イザナギの怒りを買って追放されてしまいました。

そこで須佐之男は根の国へ向う前に、
姉の天照大神に別れの挨拶をしようと高天原へ上りましたが、
天照大神は彼が高天原に攻め入って来たのではと考えて
武装して須佐之男に応対し、彼は疑いを解くために誓約を
行いました。

ところが、誓約によって潔白であることが証明されたとして
須佐之男は高天原に居座り、そこで様々な粗暴な行為をしたので、
天照大神は天の岩屋に隠れてしまいました。

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:16:04.78 ID:tpzs+ehu0
歌川豊国(3代目):岩戸神楽乃起顕
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すると天地は暗闇に包まれ、それに乗じて様々な悪神が
跋扈したため、八百万(やおよろず)の神々は知恵を絞り、
ようやくの事で岩戸の中から天照大神を引き出す事に成功し、
その結果、須佐之男は高天原から追放されました。
天照大神 - Wikipedia



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:19:49.27 ID:tpzs+ehu0
月岡芳年:大日本名将鑑<天磐戸>
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:25:01.49 ID:1IbQCEeP0
天照大神って誰踊らせて出したんだっけ?
あめのうずめのなんちゃら?

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:27:05.19 ID:g0dZd2d20
>>48
あめのうずめのみこと(女神)に裸踊りさせたとかなんとか

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:28:41.22 ID:tpzs+ehu0
楊洲周延:東絵昼夜競/素戔嗚尊
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さて、高天原から追放され、葦原中国
(あしはらのなかつくに)へと降った須佐之男でしたが、
出雲の地において当地を荒らしていた怪物、
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に食われることになっていた
少女である奇稲田姫(くしなだひめ)と出会います。
スサノオ - Wikipedia

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:39:44.69 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:武勇見立十二支/素戔雄尊
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:39:44.69 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:武勇見立十二支/素戔雄尊
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そこで須佐之男は、彼女を櫛へと変化させて自らの髪に挿し、
あらかじめ用意した酒を八岐大蛇に飲ませ、大蛇を酔わせて
斬り殺しました。そして、大蛇の尾から出てきた神剣である
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神に献上し、
櫛から戻した奇稲田姫と結婚し、出雲に留まりました。

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:40:30.96 ID:ZdifKQgT0
タヂカラオノカミは~?

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:48:30.04 ID:tpzs+ehu0
>>57
元版でなくて済みませんが…(;´Д`)

葛飾北斎:多力雄の命(和漢絵本魁より)
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アメノタヂカラオ - Wikipedia

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:54:35.95 ID:tpzs+ehu0
なお、この須佐之男命ですが、
後には共に災厄をもたらす神という観点から、
仏教における祇園精舎の守護神である
牛頭天王と習合する事ともなりました。

歌川国輝:本朝英雄伝/牛頭天皇・稲田姫
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 17:58:38.76 ID:tpzs+ehu0
橋本貞秀:日本英雄伝之内/神代・素戔鳥尊 悪神退治之図
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こちらの図では、衣装とも異国風のものになり、
頭部には牛の頭を模した冠を着用していいます。
牛頭天王 - Wikipedia

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 18:13:05.11 ID:tpzs+ehu0
【おまけ】
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こちらは、明治中期頃になって外国への土産用として刊行された
日本の神話や昔話などを題材とした「ちりめん本」の中において
出版された「八頭の大蛇/The Eight-Headed Serpent」
の挿絵です。
※ただし、原版はちりめん加工をしていない平紙版のものです。

なお、本文は当時の日本古典文学研究の大家
B.H.チェンバレンが担当し、挿絵は浮世師・
日本画家の小林永濯が健筆を振るっています。

【参考リンク】
放送大学図書館所蔵「ちりめん本コレクション」
 http://www.yushodo.co.jp/pinus/63/chirimen/index.html

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 18:34:30.02 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:大国主神(大日本国開闢由来記より)
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さて、出雲に留まった須佐之男は多くの神を設けましたが、
その中の一人に大国主神(おおくにぬしのかみ)が居ました。

因幡の白兎の話で有名な彼ですが、兄神である八十神
(やそがみ)たちが、ヤガミヒメへの求婚をするものの、
ヒメはそれを退け大国主を選んだため兄神たちの恨みを買った
大国主は、彼らの計略により2度も殺されるものの、
そのたびに母神の助力によって蘇生し、
父である須佐之男のいる根の国へと逃避、
須佐之男から数々の試練を与えられた後、
彼の娘であるスセリビメと結婚し、
八十神を追い払い、本格的に国作りを始めます。
大国主 - Wikipedia

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 18:44:55.24 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:少名彦命、波の秀に発現たまう所
(大日本国開闢由来記より)
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ある時、国作りに励む大国主の元に、波の彼方から
蛾の皮の服を着た小さな神が小船に乗って現われました。

この神が少彦名(スクナビコナ)であり、その後、
彼は大国主の国作りに協力し、禁厭(まじない)、
医薬などの道を教え、葦原中国の国作りを
完成させる事となります。
スクナビコナ - Wikipedia

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 18:58:03.91 ID:tpzs+ehu0
さて大国主たちが国作りにいそしむ一方で、
天上の高天原においては、天津神、とりわけ天照大御神の
子孫が葦原中国を統治するべきという事となり、
三柱の神を地上へと遣わしましたが、いずれも失敗に
終わったため、切り札として建御雷神(たけみかづち)を
派遣ました。

建御雷神は、大国主の息子である事代主(ことしろぬし)
建御名方(たけみなかた)を服従させ、大国主は引退し、
ここに国譲りが完遂したのでした。

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 19:07:26.54 ID:tpzs+ehu0
絵師不詳:<鹿島明神(武甕槌神)と要石>
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なお、その建御雷神ですが、本来は常陸国・鹿島の
土着神であり、鹿島神宮に祀られれいることから
鹿島明神とも呼ばれ、また、境内に地震を起こすと
される大鯰の頭と尾を押さえていると伝えられている
要石(かなめいし)がある事から、地震除けの霊験があると
信仰されとりわけ、安政の大地震の後に出版された「鯰絵」
(なまずえ)にも多く描かれています。
タケミカヅチ - Wikipedia

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 19:55:34.51 ID:PbGLT5nm0
>>76
鹿島神宮の鳥居が今回の地震で壊れたらしいな

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 19:23:08.41 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:天津日高彦瓊瓊杵尊(大日本国開闢由来記より)
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葦原中国が無事平定された事により、
天照大神と高御産巣日神(たかみむすびのかみ)は
邇邇藝命(ににぎのみこと)に対し、地上の統治を委任し、
天下らせる事としました。
天孫降臨 - Wikipedia

84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 19:33:58.11 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:
瓊瓊杵尊、筑紫日向の高千穂に降りたまう図
(大日本国開闢由来記より)
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葛飾北斎:猿田彦太神/天臼女命
(北斎漫画・第五編より)
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葛飾北斎:鈿女命と猿田彦命(肉筆画)
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そして、邇邇藝命が天下りをしようとしたところ、
天の八衢(あめのやちまた)に、高天原から
葦原中国までを照らす、容貌魁偉な神がいました。

そこで天照大御神と高木神は天宇受賣命
(あまのうずめのみこと)に、その神の元へ行って
誰であるか尋ねるよう命じました。

すると、その神は国津神の猿田毘古命(さるたひこのみこと)
と名乗り、天津神の御子が天降りすると聞いて
先導をしようと迎えに来たのでした。
アメノウズメ - Wikipedia
サルタヒコ - Wikipedia

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 19:46:25.76 ID:tpzs+ehu0
この後、邇邇藝命たちは三種の神器
(八尺瓊勾玉、八咫鏡、天叢雲剣)を携え
筑紫の日向の高千穂の久士布流多気(くじふるたけ)に天降り、
そこに宮殿を建てて住む事になりました。

歌川国芳:猿田彦大神/天鈿女命(大日本国開闢由来記より)
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一方、猿田毘古命は天宇受賣命と結婚し、
故郷である伊勢へと帰りましたが、
海に出て漁をしていた際に、比良夫貝(ひらふがい)に
手を挟まれ溺死しました。

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:06:21.10 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:木花開耶姫命(大日本国開闢由来記より)
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さて日向の地に天下った邇邇藝命は、
大山津見神(おおやまつみのかみ)の子である
木花之開耶姫(このはなさくやひめ)に出会い、
求婚をしました。

この事に喜んだ大山津見神は、姉の磐長姫(いわながひめ)
も一緒に差し出しましたが彼女の容貌が醜かったため、
邇邇藝命は木花之開耶姫だけを娶り、
磐長姫の方は大山津見神の元へ送り返してしまいました。

大山津見神はこれを大そう嘆き、
「私が娘二人を一緒に差し上げたのは、磐長姫を妻にすれば
天津神の御子の命は岩のように永遠のものとなり、
木花之開耶姫を妻にすれば木の花が咲くように繁栄
するだろうと誓約を立てたからである。
しかし木花之開耶姫だけと結婚したので、
天津神の御子の命は木の花のようにはかなくなるだろう」
と言いました。

そのため、その子孫である天皇の寿命も、
神々ほどは長くないという事になってしまったのです。
コノハナノサクヤビメ - Wikipedia
イワナガヒメ - Wikipedia

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:18:30.74 ID:tpzs+ehu0
なお、木花之開耶姫は近世に入り、それまで富士山の祭神
として祀られていた浅間明神(浅間菩薩とも)に替わって
信仰されるようになりましたが、鎌倉幕府・二代将軍の源頼家
が富士山麓にある人穴を家臣の仁田四郎に探索させた際に
洞窟の奥深くで四郎の前に現われ、ここから退散するよう
諭したとされる画題にも多く描かれています。

歌川国芳:<仁田四郎、富士の人穴に入る>
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歌川国輝:和漢英雄伝/仁田四郎
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楊斎延一:仁田四郎富士ノ真躰ヲ見ル図
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【参考リンク】
 http://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/fuji_info/mamechisiki/a07/index.html

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:30:26.77 ID:tpzs+ehu0
なお、あくまでも余談ですが、仁田四郎の人穴探索を
題材にしたものでは「北条九代記」などが挙げられますが、
その中では、四郎が連れて行った郎党の内、5人中4人が
開耶姫の真体を見た瞬間に即死したなどと書かれていますが、
友人曰く「あまりの美しさ&可愛さに萌え死んだだろ」
との事。
…ホンマかなぁ…。

【オマケ】
富士吉田の歴史民俗博物館所蔵の木花之開耶姫の尊像
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97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:35:28.38 ID:2wHLsdGH0
こういう絵って江戸時代に書かれたもの?

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:52:44.25 ID:tpzs+ehu0
>>97
絵師の活躍した年代にもよりますが、基本的に唐風な衣装
だったり束帯や狩衣などをアレンジしたような衣装で描いて
いるものは江戸、逆に、普段自分たちが日本神話といって
思い浮かべる、古墳時代や上代の衣装を考証して描いたような
物は明治期のものとして考えると割合に判別しやすいと
思います。

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 20:48:26.36 ID:tpzs+ehu0
月岡芳年:美勇水滸伝/炎出見命彦
(※「火火出見尊」は日本書紀での表記)
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さて、邇邇藝命と結婚した開耶姫は3人の子を
産みましたが、その3人が火照命(ほでり:海幸彦)、
火遠理命(ほおり:山幸彦)火須勢理命(ほすせり)でした。

この内、火遠理命が、兄の火照命と猟具をとりかえて
魚を釣りに出ましたが、釣針を失い、探し求めるために
塩椎神(しおつちのかみ)の教えにより海宮に赴き、
海神の娘・豊玉姫(とよたまひめ)と結婚し、
釣針と潮盈珠(しおみちのたま)、
潮乾珠(しおひのたま)を得て地上へと戻り、
兄を降伏させたという話は、海幸彦・山幸彦の神話
としてよく知られています。
山幸彦と海幸彦 - Wikipedia

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 21:06:27.12 ID:tpzs+ehu0
歌川国芳:豊玉姫命(大日本国開闢由来記より)
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楊洲周延:東錦画夜競/鵜葺草葺不合尊
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豊玉姫は海宮で懐妊しましたが、天神の子を海の中で
生むわけにはいかないとして、陸へと上がりました。

そして、浜辺に産屋を作ろうとしましたが、茅草がわりの
鵜の羽を葺き終らないうちに豊玉姫が産気づいたため、
産屋に入りました。

姫は「他国の者は子を産む時には本来の姿になる。
私も本来の姿で産もうと思うので、
絶対に産屋の中を見ないように」と火遠理命に言いました。
しかし、火遠理命はその言葉を不思議に思い
産屋の中を覗いてしまいました。

すると、そこには豊玉姫の本体である八尋和邇(やひろわに)
が這い回っているのを見て恐れて逃げ出しました。
姫は火遠理命に覗かれたことを恥ずかしく思い、
産まれた子を置いて海に帰ってしまいました。

そして、その産まれた御子の名を
鵜葺草葺不合命(うかやふきあへず)と言い、
その御子の内、神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこ)が、
すなわち後の神武天皇となったのでした。
トヨタマヒメ - Wikipedia

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 21:20:58.05 ID:tpzs+ehu0
【仏教・道教に由来する神々】
さて、これで日本神話に登場する神様を題材にした作品は
大体ですが紹介し終わりましたので、次は外来の宗教に伴って
日本に入ってきた神様の紹介をして行こうかと存じます。

【弁財天】
歌川芳虎:安芸宮島弁財天、
真体をあらわし清盛が威勢をくじく
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弁才天 - Wikipedia

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 21:23:33.17 ID:4U88om420
これはなにを元に描いたんだ?
神話とかに細かい描写あるの?

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/03/20(日) 21:35:36.77 ID:tpzs+ehu0
>>105
実際、古事記や日本書紀等の元の文章を読んでいくと、
かなり細かい部分まで描写がありますので、絵師たちは
そこから各自イメージを膨らませ、相当に想像を交えつつ
自由な発想で描いていったんではなかろうか…と思います。
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by buttonde | 2011-04-16 04:18 | 日本画 | Trackback | Comments(0)
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