植物談議 5
談議じゃないけど関連。
2015.03.24
無骨なトゲトゲからは想像できないほど色鮮やかに咲き乱れる
「サボテンの花」のタイムラプス映像「Freaky Flowers」
by wakaba
サボテンは、一般的に成長が遅く開花に30年程度を要する
種や独特な環境に適応しているため「サボテンの花」は
珍しく「サボテンって花が咲くの?」と思ってしまう人も
いるかもしません。しかし、意外にも色鮮やかで美しい花が
咲くサボテン。ちょっと奇妙な感じもしますが、
あの外見からはちょっと想像し難い艶やかで
美しい花が咲いています。
このタイムラプス映像
「Freaky Flowers: Echinopsis Cacti in Bloom」に登場
するのは、特に美しい花を咲かせることで知られている
「サボテン科サボテン科エキノプシス属」のサボテン。
たくさんの種類のエキノプシス属の花がパッと咲き、
急激にしぼんでいく様子が撮影されています。
動画はこちらから。
Freaky Flowers: Echinopsis Cacti in Bloom
https://vimeo.com/122575482
この映像は、サボテンを熱狂的に愛する写真家
Greg Krehel 氏の作品です。
Krehel 氏によると「サボテンの花は、夜に咲き始め
約一日でしぼんてしまいます。実際、花のピークは約1時間、
長くても2時間程度しかありません」。だからこそ
「サボテンの花」の熱狂的なファンになってしまった
とのこと。ちなみにこの映像に登場しているサボテンは
全て Krehel 氏のコレクションです。
海外ではサボテンやサボテンの実を食料としているところも
あります。もちろんあのトゲトゲの部分を直接食べてしまう
ことはありませんが、もしサボテンを丸かじりしたら
怒鳴ってしまうのかを検証している動画です。
とんでもなく食べにくそうですが、
一番の問題は次の朝のトイレのようです。
[閲覧注意] 気合と根性だけで
2本の生サボテンを完食している動画
http://dailynewsagency.com/2015/03/24/freaky-flowers-echinopsis-cacti-in-1fa/
2015年03月30日
何目的だよ?ホラーすぎる造形をした10の植物
カラパイアでは度々変わった造形や生態を持つ植物を紹介
しているが、今回もキワモノを集めてきた。えっ? 何目的?
人間を驚かせる系なやつ?悪魔が来たりて笛を吹いちゃったら
できちゃった?てな具合の奇妙ながらひかれる部分もある
かわいい地球の仲間たちだ。
インテリジェントデザイン説は信じてないけど、
「知性ある何か」によって生み出されたような気も
しなくもないよな。
ヒドノラ科植物(Hydnora africana )
このモンスターのような南アフリカ原産の地中植物は、
地球上にあるもっとも奇妙な植物のひとつだ。見かけが
とても変わっているが、南アの乾燥した地域では比較的
普通に見られる。地元では「ジャッカルの食べ物」
と呼ばれることもあるが、葉も根も葉緑素もない。
厳密に言えば寄生植物で、
一年近くかけて地中から花が現れる。
そのグロテスクな外見と悪臭にもかかわらず、おいしい
果実をつけ、火であぶって食べるとおいしいんだそうだ。
果実には収斂性があり、漁網の保護や、日焼け、
ニキビ対策として洗顔に使う。
2. ユニフロラ・キンチャクソウ(Calceolaria uniflora)
「ダーウィンのスリッパ」、「幸せなエイリアン」、
「チャンバー・メイド」などの呼び名がある。この山の花は
本当にユニークだ。ダーウィンが1831年から36年の間に
発見した。寒い気候を好み、南米のティエラデルフエゴで
たくさん見られる。花の小さな白い部分に鳥が引き寄せられ、
食べている間に鳥の頭に花粉がくっついて、受粉してもらう
仕組みだ。2つだけつく花の背丈は低く、足元の低い場所で
見つかる。
3. リトープス(Lithops comptonii)
別名「生きている石」としても知られる南ア原産のこの多肉植物
は、その進化の過程で干ばつに強く変化した。もっともユニーク
なのは、硬い石そっくりの葉から、白か黄色のデイジーのような
花を咲かせる。育てるには、葉を一枚摘んで丸石を敷き詰めた
鉢にさしてやれば根付く。
4. オオパイプカズラ( Aristolochia gigantea)
ブラジル原産。どことなくシャーロック・ホームズが持っている
パイプのような形をしている。ジャイアント・ペルシアン・
プラントの別名もある。そのゴージャスな外見にも
かかわらず、においは強烈。アオジャコウアゲハが、
自生の宿主植物とこの花と間違えてしまい、
彼らの繁殖に打撃を与えることがある。
オオパイプカズラは確かに宿主植物と外見が似ているのだが、
アゲハの卵を守ってくれないどころか、
幼虫を殺してしまうのだ。
5. スターフラワー(Stapelia grandiflora ガガイモ科多肉)
スターフィッシュ(ヒトデ)フラワーと呼ぶほうが適切かもしれない。
腐肉のようなにおいを発するカリオン植物。そのユニークで
目立つ外見と大きなけばけばした花のせいか、植物マニア
などに人気。花の色は深紅から紫、淡いピンク、藤色、
黄色までさまざま。毛深く革のような花は目を引くかも
しれないが、その悪臭には逃げ出したくなるかもしれない。
ハエによって受粉が行われるため、腐肉のようなにおいの
ほうがよりハエを引き寄せるのに都合がいいのだ。
6. プレウロタリス・ツルンカータ(Pleurothallis truncata)
まるで水平に咲くオレンジ色のスズランのように見えるが、
実際はランの一種。プレウロタリス属で、小さな花が
赤ちゃんのボンネットに似ていることから、ボンネット・
オーキッドと呼ばれることもある。低木を覆ったり、
上に高く伸びたり、群生したり、地面をはったりと、
さまざまな成長の仕方がある。通常のランと違って、
低温を好み、湿気を嫌い、高地でもっともよく育つ。
7. デビルズ・ハンド(Chiranthodendron pentadactylon )
モンキーズ・ハンドとか、モンキーズ・ポーと呼ばれることもある。
メキシコ原産で、古代アステカでは特に宗教的に重要な
意味があるとみなされ、昔からずっと鉤爪のような花が
収穫されてきた。
土臭い味のする果実ができ、心臓病を治療する薬として
使われてきた。ほかの熱帯植物と違って、
極めて丈夫で成長も早い。
12メートルから27メートルの高さになることがある。
8. ウェルウェッチア
(Welwitschia mirabilis 和名:キソウテンガイ)
一見、花に菌類がくっついているように見える。非常に寿命の
長い植物だと考えられていて、ジュラ紀以来、1500年も
生きた例もあるという。地球上で、アンゴラとナミビアの
間のナミビア砂漠の限られた場所でしか見ることはできない。
この多肉植物が何千年も変わらずにこんな乾いた大地で
生き続けてきた理由は、霧や露から水分をとっているからだ。
9. 砂漠エンドウ(Swainsona formosa)
この奇妙な花は、乾燥した気候で生き延び、繁殖していくための
進化の産物だ。血のように赤い花弁と中央にある黒紫の球根の
ようなもののせいで、まるでエイリアンのように見える、
オーストラリアでもっともよく知られた野草。この植物は
きちんと保護されていて、オーストラリア政府からの
特別な承諾書がなければ、採取することは違法となっている。
10. クフェア・ラベア(Cuphea llavea)
まるで悪いコウモリの顔をしたようなこの植物はメキシコや
ジャマイカなどに生息する。別名バットフェイスクフェア
とも呼ばれている。紫色の長い萼筒(がくとう)を持ち、
そこから真っ赤な2枚の花弁が上向きにでている。
via:flowersacrossmelbourne・原文翻訳:konohazuku
▼あわせて読みたい
テラシュール!ドクロのなる植物「キンギョソウ」
キメラ臭が漂う、奇妙な20の花
植物のなんちゃって能力が半端ない。
何かの顔や形そっくりに擬態した17種の植物
幹からブツブツと大量の実がなる不思議な光景の
フルーツの木「ジャボチカバ(Jabuticaba)」
思わず吸い寄せられそうな真っ赤な唇、
植物なのにセクシーな「ソアマウス・ブッシュ」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52188420.html
2015/04/27 自然の驚異!幾何学模様の植物
数学は苦手で数字をみるのもいやだ!という人にも
楽しめるかもしれない。植物が作り出す幾何学模様は
実に複雑で美しい。意外と身近なところにテキストが
あるなんて、誰もが気づいていなかった?
本当は気づいていた。イスラム教のモスクで見られる
美しい文様「アラベスク」は、植物をモチーフにしている。
※これはカメレオンの尾
via
http://pokkekun.jp/blog-entry-2434.html
2015.03.24
無骨なトゲトゲからは想像できないほど色鮮やかに咲き乱れる
「サボテンの花」のタイムラプス映像「Freaky Flowers」
by wakaba
種や独特な環境に適応しているため「サボテンの花」は
珍しく「サボテンって花が咲くの?」と思ってしまう人も
いるかもしません。しかし、意外にも色鮮やかで美しい花が
咲くサボテン。ちょっと奇妙な感じもしますが、
あの外見からはちょっと想像し難い艶やかで
美しい花が咲いています。
このタイムラプス映像
「Freaky Flowers: Echinopsis Cacti in Bloom」に登場
するのは、特に美しい花を咲かせることで知られている
「サボテン科サボテン科エキノプシス属」のサボテン。
たくさんの種類のエキノプシス属の花がパッと咲き、
急激にしぼんでいく様子が撮影されています。
動画はこちらから。
Freaky Flowers: Echinopsis Cacti in Bloom
https://vimeo.com/122575482
この映像は、サボテンを熱狂的に愛する写真家
Greg Krehel 氏の作品です。
Krehel 氏によると「サボテンの花は、夜に咲き始め
約一日でしぼんてしまいます。実際、花のピークは約1時間、
長くても2時間程度しかありません」。だからこそ
「サボテンの花」の熱狂的なファンになってしまった
とのこと。ちなみにこの映像に登場しているサボテンは
全て Krehel 氏のコレクションです。
海外ではサボテンやサボテンの実を食料としているところも
あります。もちろんあのトゲトゲの部分を直接食べてしまう
ことはありませんが、もしサボテンを丸かじりしたら
怒鳴ってしまうのかを検証している動画です。
とんでもなく食べにくそうですが、
一番の問題は次の朝のトイレのようです。
[閲覧注意] 気合と根性だけで
2本の生サボテンを完食している動画
2015年03月30日
何目的だよ?ホラーすぎる造形をした10の植物
しているが、今回もキワモノを集めてきた。えっ? 何目的?
人間を驚かせる系なやつ?悪魔が来たりて笛を吹いちゃったら
できちゃった?てな具合の奇妙ながらひかれる部分もある
かわいい地球の仲間たちだ。
インテリジェントデザイン説は信じてないけど、
「知性ある何か」によって生み出されたような気も
しなくもないよな。
ヒドノラ科植物(Hydnora africana )
地球上にあるもっとも奇妙な植物のひとつだ。見かけが
とても変わっているが、南アの乾燥した地域では比較的
普通に見られる。地元では「ジャッカルの食べ物」
と呼ばれることもあるが、葉も根も葉緑素もない。
厳密に言えば寄生植物で、
一年近くかけて地中から花が現れる。
そのグロテスクな外見と悪臭にもかかわらず、おいしい
果実をつけ、火であぶって食べるとおいしいんだそうだ。
果実には収斂性があり、漁網の保護や、日焼け、
ニキビ対策として洗顔に使う。
2. ユニフロラ・キンチャクソウ(Calceolaria uniflora)
「チャンバー・メイド」などの呼び名がある。この山の花は
本当にユニークだ。ダーウィンが1831年から36年の間に
発見した。寒い気候を好み、南米のティエラデルフエゴで
たくさん見られる。花の小さな白い部分に鳥が引き寄せられ、
食べている間に鳥の頭に花粉がくっついて、受粉してもらう
仕組みだ。2つだけつく花の背丈は低く、足元の低い場所で
見つかる。
3. リトープス(Lithops comptonii)
は、その進化の過程で干ばつに強く変化した。もっともユニーク
なのは、硬い石そっくりの葉から、白か黄色のデイジーのような
花を咲かせる。育てるには、葉を一枚摘んで丸石を敷き詰めた
鉢にさしてやれば根付く。
4. オオパイプカズラ( Aristolochia gigantea)
パイプのような形をしている。ジャイアント・ペルシアン・
プラントの別名もある。そのゴージャスな外見にも
かかわらず、においは強烈。アオジャコウアゲハが、
自生の宿主植物とこの花と間違えてしまい、
彼らの繁殖に打撃を与えることがある。
オオパイプカズラは確かに宿主植物と外見が似ているのだが、
アゲハの卵を守ってくれないどころか、
幼虫を殺してしまうのだ。
5. スターフラワー(Stapelia grandiflora ガガイモ科多肉)
腐肉のようなにおいを発するカリオン植物。そのユニークで
目立つ外見と大きなけばけばした花のせいか、植物マニア
などに人気。花の色は深紅から紫、淡いピンク、藤色、
黄色までさまざま。毛深く革のような花は目を引くかも
しれないが、その悪臭には逃げ出したくなるかもしれない。
ハエによって受粉が行われるため、腐肉のようなにおいの
ほうがよりハエを引き寄せるのに都合がいいのだ。
6. プレウロタリス・ツルンカータ(Pleurothallis truncata)
実際はランの一種。プレウロタリス属で、小さな花が
赤ちゃんのボンネットに似ていることから、ボンネット・
オーキッドと呼ばれることもある。低木を覆ったり、
上に高く伸びたり、群生したり、地面をはったりと、
さまざまな成長の仕方がある。通常のランと違って、
低温を好み、湿気を嫌い、高地でもっともよく育つ。
7. デビルズ・ハンド(Chiranthodendron pentadactylon )
メキシコ原産で、古代アステカでは特に宗教的に重要な
意味があるとみなされ、昔からずっと鉤爪のような花が
収穫されてきた。
土臭い味のする果実ができ、心臓病を治療する薬として
使われてきた。ほかの熱帯植物と違って、
極めて丈夫で成長も早い。
12メートルから27メートルの高さになることがある。
8. ウェルウェッチア
(Welwitschia mirabilis 和名:キソウテンガイ)
長い植物だと考えられていて、ジュラ紀以来、1500年も
生きた例もあるという。地球上で、アンゴラとナミビアの
間のナミビア砂漠の限られた場所でしか見ることはできない。
この多肉植物が何千年も変わらずにこんな乾いた大地で
生き続けてきた理由は、霧や露から水分をとっているからだ。
9. 砂漠エンドウ(Swainsona formosa)
進化の産物だ。血のように赤い花弁と中央にある黒紫の球根の
ようなもののせいで、まるでエイリアンのように見える、
オーストラリアでもっともよく知られた野草。この植物は
きちんと保護されていて、オーストラリア政府からの
特別な承諾書がなければ、採取することは違法となっている。
10. クフェア・ラベア(Cuphea llavea)
ジャマイカなどに生息する。別名バットフェイスクフェア
とも呼ばれている。紫色の長い萼筒(がくとう)を持ち、
そこから真っ赤な2枚の花弁が上向きにでている。
via:flowersacrossmelbourne・原文翻訳:konohazuku
▼あわせて読みたい
テラシュール!ドクロのなる植物「キンギョソウ」
キメラ臭が漂う、奇妙な20の花
植物のなんちゃって能力が半端ない。
何かの顔や形そっくりに擬態した17種の植物
幹からブツブツと大量の実がなる不思議な光景の
フルーツの木「ジャボチカバ(Jabuticaba)」
思わず吸い寄せられそうな真っ赤な唇、
植物なのにセクシーな「ソアマウス・ブッシュ」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52188420.html
2015/04/27 自然の驚異!幾何学模様の植物
楽しめるかもしれない。植物が作り出す幾何学模様は
実に複雑で美しい。意外と身近なところにテキストが
あるなんて、誰もが気づいていなかった?
本当は気づいていた。イスラム教のモスクで見られる
美しい文様「アラベスク」は、植物をモチーフにしている。
http://pokkekun.jp/blog-entry-2434.html
by buttonde
| 2015-03-24 20:50
| 他
|
Trackback
|
Comments(0)