古邨(こそん)画
2016年10月22日
知られざる木版画絵師。
クリムトも魅了した小原古邨の描いた花鳥獣図
こちらは明治時代から昭和時代にかけて活躍したの
浮世絵師・木版画家の小原古邨(おはらこそん)の
木版画作品です。
生涯多くの花鳥画を残しています。海外での評価が高く、
オランダ国立アムステルダム美術館、スミソニアン・
サックラー美術館、R・O・ムラーコレクション等が
所蔵し、画家クリムトも小原古邨作品を蒐集したそうです。
日本ではあまり紹介されておらず今後、
回顧展が期待される絵師の1人ですね。
明治期に江戸錦絵を凌ぐ優れた木版画が主に欧州向けに
創られました。特に人気の高かった省亭と古邨の肉筆画や
木版画は価値ある芸術作品として受け入れられ美術館、
コレクターに収蔵され、ロートレック,モネ、アマンジャン、
ドニ、スタンラン、ブラングィン、アンソール、クリムト、
シーレ等の画家達は常識を超えた表現に驚き作品を収集し
参考にしました。
この飼い猫と思われる赤い首輪を付けた猫を描いた作品も
素敵です。好奇心旺盛な表情や金魚を狙い澄ました
顔つきが素晴らしいです。やんちゃな猫が描かれていますね。
溺愛していたことが伺える作品です。
こちらはネズミを捕まえています。
見比べると興味深いです。
簡素で的確な描写。日本画家・竹内栖鳳の描いた猫
鋭い観察眼とデッサン力。
画家・藤田嗣治が描いた猫たち。
愛しき者の死に向き合った写真。
荒木経惟が22年間捉え続けた愛猫チロの姿
http://plginrt-project.com/adb/?p=25634
2016/11/12
あぁ美しい…。高評価から作品の多くが海外に、
明治時代の絵師・小原古邨の美しき世界
増田 吉孝@
いやぁ、素敵です!心揺さぶられる素晴らしい作品たちに
出会いました!
小原古邨(おはらこそん)という人物を知っていますか?
小原古邨は明治〜昭和時代にかけて活躍した浮世絵師・
版画家で、多くの花鳥画・動物画を残しました。
時期的には「新版画」と呼ばれる分野が確立していった頃。
新版画の時期といえば今もなお人気の高い川瀬巴水や、
光線画のような光と影を効果的に使った高橋松亭なども
活躍していた頃です。この時期は絵師らが版画の復興を
目指していました。
小原古邨は国内よりも圧倒的に海外での人気が高く、
その作品の多くを海外のコレクターや美術館が所蔵して
います。2001年にオランダのアムステルダム国立美術館で、
日本人作家初となる大規模な回顧展が開催されたほど。
その評価のほどが伺えます。TIMES誌に作品が
掲載されたこともあったそうですよ。
残された作品の多くが海外にある現実もあってか、
これまで国内では小原古邨の大きな展覧会は
開催されたことがないといいます。
小原古邨の作品は写生にもとづき描かれた写実的なものが
多く、全体的に色合いは落ち着いたトーン。
中には動物の表情や動きの可愛さを強調した作品もあり、
こういった作品もとても素敵。
作品のサイズは縦に長いものが多く、一見すると肉筆に
見えるので掛け軸を眺めているかのような錯覚が生まれます。
そこは彫師、摺師の技術の高さも影響しているのでしょうね。
国内では小原古邨の作品を見られる機会は少ないようですが、
いつの日か海外に所蔵されている多くの作品が一挙里帰りし、
作品展が開催されることを期待したいですね。
画像出典: 浮世絵検索
これは珍しい浮世絵!プレゼント持ったサンタが
日本庭園を歩く、川瀬巴水「雪庭のサンタクロース」
夜が夜以上に夜っぽい!シルエットを効果的に使った
明治の浮世絵師「高橋松亭」の作品がステキ
http://mag.japaaan.com/archives/45788
知られざる木版画絵師。
クリムトも魅了した小原古邨の描いた花鳥獣図
浮世絵師・木版画家の小原古邨(おはらこそん)の
木版画作品です。
生涯多くの花鳥画を残しています。海外での評価が高く、
オランダ国立アムステルダム美術館、スミソニアン・
サックラー美術館、R・O・ムラーコレクション等が
所蔵し、画家クリムトも小原古邨作品を蒐集したそうです。
日本ではあまり紹介されておらず今後、
回顧展が期待される絵師の1人ですね。
明治期に江戸錦絵を凌ぐ優れた木版画が主に欧州向けに
創られました。特に人気の高かった省亭と古邨の肉筆画や
木版画は価値ある芸術作品として受け入れられ美術館、
コレクターに収蔵され、ロートレック,モネ、アマンジャン、
ドニ、スタンラン、ブラングィン、アンソール、クリムト、
シーレ等の画家達は常識を超えた表現に驚き作品を収集し
参考にしました。
素敵です。好奇心旺盛な表情や金魚を狙い澄ました
顔つきが素晴らしいです。やんちゃな猫が描かれていますね。
溺愛していたことが伺える作品です。
簡素で的確な描写。日本画家・竹内栖鳳の描いた猫
鋭い観察眼とデッサン力。
画家・藤田嗣治が描いた猫たち。
愛しき者の死に向き合った写真。
荒木経惟が22年間捉え続けた愛猫チロの姿
http://plginrt-project.com/adb/?p=25634
2016/11/12
あぁ美しい…。高評価から作品の多くが海外に、
明治時代の絵師・小原古邨の美しき世界
増田 吉孝@
出会いました!
小原古邨(おはらこそん)という人物を知っていますか?
小原古邨は明治〜昭和時代にかけて活躍した浮世絵師・
版画家で、多くの花鳥画・動物画を残しました。
新版画の時期といえば今もなお人気の高い川瀬巴水や、
光線画のような光と影を効果的に使った高橋松亭なども
活躍していた頃です。この時期は絵師らが版画の復興を
目指していました。
小原古邨は国内よりも圧倒的に海外での人気が高く、
その作品の多くを海外のコレクターや美術館が所蔵して
います。2001年にオランダのアムステルダム国立美術館で、
日本人作家初となる大規模な回顧展が開催されたほど。
その評価のほどが伺えます。TIMES誌に作品が
掲載されたこともあったそうですよ。
これまで国内では小原古邨の大きな展覧会は
開催されたことがないといいます。
小原古邨の作品は写生にもとづき描かれた写実的なものが
多く、全体的に色合いは落ち着いたトーン。
中には動物の表情や動きの可愛さを強調した作品もあり、
こういった作品もとても素敵。
見えるので掛け軸を眺めているかのような錯覚が生まれます。
そこは彫師、摺師の技術の高さも影響しているのでしょうね。
いつの日か海外に所蔵されている多くの作品が一挙里帰りし、
作品展が開催されることを期待したいですね。
画像出典: 浮世絵検索
これは珍しい浮世絵!プレゼント持ったサンタが
日本庭園を歩く、川瀬巴水「雪庭のサンタクロース」
夜が夜以上に夜っぽい!シルエットを効果的に使った
明治の浮世絵師「高橋松亭」の作品がステキ
http://mag.japaaan.com/archives/45788
by buttonde
| 2016-10-23 04:01
| 日本画
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