文鳳麁画(ぶんぽうそが)
可愛すぎか! 豆粒ほどの人々を所狭しと描いた
江戸時代のキャワワ日本画「文鳳麁画」
増田 吉孝@2017/10/18
明治時代や江戸時代、さらにはもっと古くに描かれた
日本画の中には、現代の感覚でも「かわいい」と
思えるような作品が数多く存在します。”日本画”という
言葉を聞くと、どこか格式高く難しさを感じてしまう人も
少なくないと思いますが、先日紹介したユーモアに満ちた
日本画たちまとめのような親しみやすい作品もあるんです。
今回紹介するのもユルふわ系に属する日本画作品、
江戸時代後期の絵師・河村 文鳳(かわむら ぶんぽう)
による「文鳳麁画(ぶんぽうそが)」です。
河村文鳳という絵師、聞いたことがない人も多いと
思いますが、文鳳は京都出身の絵師で、日本画の一派で
あった岸派の絵師。岸派は江戸後期の京都で勢力のあった
一派です。文鳳は人物画や山水画を得意とする優れた
絵師だったそうですが、残念ながら今日まで残っている
作品は多いとはいえません。そんな現在では貴重な文鳳の
作品の中でも随一のKawaii作品が「文鳳麁画」。
本作は線や色を簡略化して描いたいわゆる”略画”の一種で、
当時の人々の暮らしの様子が所狭しと描かれています。
その人々の姿が本当に小さく可愛らしいのです。
餅つきをする人、川を泳ぐ人、
スズメ捕まえようとしてる人、お風呂入る人…
もうここでは書ききれないほどのシーンが
描かれていて圧巻。ページ数は26ページにも及びます。
江戸時代の略画作品としては鍬形蕙斎の「人物略画式」や
耳鳥斎の作品、中村芳中の「光琳画譜」など他にも
多くの可愛い作品が存在しますが、「文鳳麁画」も
これらの作品に劣ることのない存在感を放っています。
それでは、江戸時代後期の絵師・河村 文鳳による
ゆるカワ日本画「文鳳麁画(ぶんぽうそが)」をどうぞ!
http://mag.japaaan.com/archives/63367
江戸時代のキャワワ日本画「文鳳麁画」
増田 吉孝@2017/10/18
日本画の中には、現代の感覚でも「かわいい」と
思えるような作品が数多く存在します。”日本画”という
言葉を聞くと、どこか格式高く難しさを感じてしまう人も
少なくないと思いますが、先日紹介したユーモアに満ちた
日本画たちまとめのような親しみやすい作品もあるんです。
今回紹介するのもユルふわ系に属する日本画作品、
江戸時代後期の絵師・河村 文鳳(かわむら ぶんぽう)
による「文鳳麁画(ぶんぽうそが)」です。
河村文鳳という絵師、聞いたことがない人も多いと
思いますが、文鳳は京都出身の絵師で、日本画の一派で
あった岸派の絵師。岸派は江戸後期の京都で勢力のあった
一派です。文鳳は人物画や山水画を得意とする優れた
絵師だったそうですが、残念ながら今日まで残っている
作品は多いとはいえません。そんな現在では貴重な文鳳の
作品の中でも随一のKawaii作品が「文鳳麁画」。
本作は線や色を簡略化して描いたいわゆる”略画”の一種で、
当時の人々の暮らしの様子が所狭しと描かれています。
その人々の姿が本当に小さく可愛らしいのです。
スズメ捕まえようとしてる人、お風呂入る人…
もうここでは書ききれないほどのシーンが
描かれていて圧巻。ページ数は26ページにも及びます。
耳鳥斎の作品、中村芳中の「光琳画譜」など他にも
多くの可愛い作品が存在しますが、「文鳳麁画」も
これらの作品に劣ることのない存在感を放っています。
それでは、江戸時代後期の絵師・河村 文鳳による
ゆるカワ日本画「文鳳麁画(ぶんぽうそが)」をどうぞ!
http://mag.japaaan.com/archives/63367
by buttonde
| 2017-10-20 05:50
| 日本画
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