元野良 2
2018年08月19日
戦いの果て、傷つきボロボロとなった
地域のボス的存在の猫。
保護されて生まれて初めてのやすらぎを得る(カナダ)
今年1月末、カナダのモントリオールにて
1匹の猫が保護された。
どうやら長いこと野良猫として路上で生きてきたらしい
この猫は、度重なる猫との闘争や他の動物たちとの
戦いで体は傷だらけ。
更にカナダの厳しい冬を過ごしてきたこともあり、
生きているのが不思議なくらい、
ひどい健康状態にあった。
ボロボロの状態で発見された猫
傷だらけになりながらもなんとか生きていた猫は、
発見されてからすぐにシャトン・オルフラン・
モントリオールという保護施設に運び込まれた。
「バーニー」と名付けられたその猫は、緊急の手当てが
必要な状態だった。そこで直ちに治療が開始された。
image credit:Imgur
バーニーは片耳が凍傷でなくなっていた。歯も数本なく、
鼻づまりにより呼吸が困難な状態にあった。
お腹には虫がいて耳には耳ダニがいた。
体のあちこちには歴戦の傷跡が残っていた。
そんなボロボロの状態にありながらもバーニーは
生き延びていたのだ。
image credit:Imgur
地域のボス猫的存在だった可能性
そのがっしりとした体つき、数々の傷跡から、
バーニーは拾われたあたりの縄張りのボス猫的な存在
だったのではないかと推測されている。
image credit:Imgur
バーニーは目の治療のために抗生物質が処方された。
またFIV+(猫後天性免疫不全症候群)を発症していたため、
獣医や施設のスタッフたちは注意深くバーニーの
経過を観察している。
幸いなことに、現在は回復傾向にあるそうだ。
過酷な戦いに終止符を打ったバーニー。
初めての安らぎを得る
体中を治療されている間もバーニーは暴れたりは
しなかった。それどころか、スタッフたちに
甘える様子を見せていたという。
生きるための激しい戦いと極寒な環境により、
いつの間にかしかめ面が常になっていたバーニーだったが、
施設の人々の献身的な態度とやさしさに触れ、
その心を開いていった。
バーニーはまるで自分の置かれた状態が理解できて
いるかのようで、ボランティアの人々にも施設の
スタッフにも抵抗することは一切なかった。
人間たちにその身を任せたのだ。
image credit:Imgur
本当は誰かに甘えたかった
現在のバーニーはすっかり甘えん坊になり、
スタッフたちが手を伸ばすと、
自ら額をこすりつけるようにまでなったという。
地域を守るため、ボス猫として戦いを続けてきた
バーニー。そこには我々の想像を絶する過酷な試練が
あったに違いない。
image credit:Imgur
心の平穏がバーニーの顔を穏やかにした
バーニーは長きにわたり自分の運命と戦い続けてきた。
そして今、自分らしさを取り戻した。本当はずっと誰かに
甘えたかったのかもしれない
その証拠にバーニーの顔はもうちっとも不機嫌そう
なんかではない。自然なリラックスした表情になっている。
肩肘を張って路上でボス猫として生きてきたバーニーは
今、安全な場所で、やさしい人たちに見守られながら、
明日のご飯を心配することのない暮らしを手に入れた。
その結末は、バーニーが自らの手で
勝ち取ったものなのかもしれない。
バーニー、おつかれさま!
image credit:Imgur
下記の動画はバーニーについての
スライドショーとなっている。
After Years of Living on the Street
a Frowny Cat Finally Finds His Smile Back
References: Paw's Planet written
by kokarimushi / edited by parumo
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http://karapaia.com/archives/52263695.html
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スタッフたちが手を伸ばすと、
自ら額をこすりつけるようにまでなったという。
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あったに違いない。
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そして今、自分らしさを取り戻した。本当はずっと誰かに
甘えたかったのかもしれない
その証拠にバーニーの顔はもうちっとも不機嫌そう
なんかではない。自然なリラックスした表情になっている。
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今、安全な場所で、やさしい人たちに見守られながら、
明日のご飯を心配することのない暮らしを手に入れた。
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勝ち取ったものなのかもしれない。
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http://karapaia.com/archives/52263695.html
by buttonde
| 2018-08-19 16:45
| 他
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